2007年総会 講演プログラム
講演1 「コミュニケーション技術としてのローカリゼーションビジネス」
講師: 松井恭子氏 (株式会社Gプロジェクト 代表取締役副社長)
●内容
ここ数年、米国STC本部のAnnual Conferenceではさまざまなローカリゼーション専門会社が出展し、ツールや言語技術に関する発表が行われるようになってきました。STC東京支部でも、「ローカリゼーション学習会」や「特別セミナー」などを設け、ローカリゼーションについて論じる機会が多くなっています。このセッションでは、テクニカルコミュニケーションとローカリゼーション分野の関連性を整理し、TC技術がローカリゼーションにどのように活かせるかを考察します。
●講師略歴
松井恭子/株式会社Gプロジェクト 代表取締役副社長
大阪外国語大学ロシア語科、カーネギーメロン大学テクニカルコミュニケーション修士課程を経て、マイクロソフト、サイベース、ラショナルソフトウェア(現IBM)などのIT企業でローカリゼーション部門の責任者を歴任。1997年、香港で翻訳会社を設立。2005年、東京で株式会社Gプロジェクトを設立。
講演2 「欧州の取扱説明書事情」
講師: 石井 満氏 (株式会社シーエフメディアジャパン 代表取締役社長)
●内容
欧州においての取扱説明書の状況を私の経験から整理しました。 過去10年くらいの国際規格上の動向、CEマークの導入による市場要求の変化、リスク分析と取扱説明書の記載内容の考え方と方法、最後に製品および取扱説明書の消費者評価を欧州ではどのように行っているかドイツの事例と分析結果を紹介いたします。
●講師略歴
1968年 4月 松下電器産業株式会社入社以来、主に欧州地域担当として、世界の製品安全認証業務や品質管理などを担当。その後本社へ転籍し、品質管理と安全保証管理を担当。1993年から2003年にはドイツ ハンブルグに駐在。パナソニック欧州技術試験所 社長 として、CEマーク、取扱説明書の改善、多言語化対応など担当した。2005年、株式会社 シーエフメディアジャパン 社長に就任。